有田・大日窯・久保徹遺作展
もやい工藝設立時より親しい間柄であった、有田焼大日窯当主・久保徹氏が、昨年末、六十歳の若さで急死されました。 大日窯は、古伊万里と呼ばれる江戸期の肥前磁器の中から、厚手につくられ簡潔な絵柄模様で描かれた、民衆が使う日用雑器を現代的にアレンジして、普段づかいの嫌味のない小品作りを主に、四十余年続けてきました。 この度の不幸は、未だ後継者の育成も出来ていないうちの突然のことでありました。 絵付けをまかされていた奥さんも窯の存続に関しては、未解決のままの状態であり、仕事場、倉庫には彼が根気よく取り組んだ製品や作品が、眠ったまま残されていることを聞かされました。私はそれ故にご家族と相談して遺作展という形で、彼の仕事の内実を多くの人に知っていただく機会をつくることになりました。 まずもやい工藝板の間に展示し、数もの生産の窯であることからも、即売して大事に使っていただくことで、彼の作陶の意義を遺していきたいと願います。 この後も私共に共鳴される各地の工芸店ギャラリーでこの会を巡回していく予定です。 皆様方のご来場を期待してご案内申し上げます。
予告編遺作画像はこちら
展示会の模様
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予告編遺作画像
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もやい工藝の注文でつくられていた当店オリジナルのシンプルな器の数々
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