北東北岩手はもう冬。今年は例年より雪が降るのが早いとか。
宮沢賢治が名付けたイーハトーブ(岩手)から温もりのある手仕事が届きました。外に出れば、ホームスパンのショールをはおりマフラーを首に巻いて寒さをしのぐ。
室内に入れば、南部鉄瓶の湯気が暖めてくれる。
極寒で育った竹や蔓、樹皮で編み組みされたカゴは強靭で、自然な素材を用いた「本物の品」は暮らしを豊かにする。
絶えかかっているとはいえ、岩手の手仕事は日本各地のどこよりも健全な姿を私たちに伝えてくれることでしょう。
秋の鎌倉で、雪国の美しい手仕事の温もりを感じてください
板の間ギャラリー風景
東北の編組品 蔓と樹皮の仕事
岩手県 盛岡 光原社協力出品の品々
宮沢賢治の命名による光原社は東北を代表する美しい手仕事の品々を扱う老舗です。
漆器の工房を持ち、かつて柳宗悦の助手を務めた鈴木繁男さんが滞在して、漆絵の意匠を手がけました。ちなみにもやい工藝の看板は鈴木繁男さんの意匠で光原社で制作
されたものです。今回の「北国だより」にちなんで東北地方の美しい品々を協力出品してくださいました。
岩手県 南部鉄器 薫山工房
持ち手やつまみなどはもやい工藝のオリジナルスタイルです
岩手県 盛岡市 小田中工房
もやい工藝の年賀状や手仕事フォーラムのカレンダーでおなじみの型絵染作家小田中耕一さんの仕事をご紹介します。盛岡の代々の紺屋の家に生まれた小田中さんは、芹沢けい介門下で学ばれました。文字を意匠化した暖簾や、素朴で可愛らしい型染め製品には定評があります。
岩手県 盛岡 蟻川工房ホームスパン *サイズにフリンジは含まれません
岩手県 久慈 久保安志さんの杉の桶
秋田県 南外村 楢岡焼
東北の編組品(竹)
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