温泉津の森山雅夫さん
昨年十月、島根県石見・温泉津の森山雅夫さんを訪ね、新作品作りをお願いしたものが初荷で入荷しました。 森山さんは周知のように故河井寛次郎の最後のお弟子さんとしても知られています。 呉須釉、ルリ釉のコバルトブルーの味わいある色彩やかな色調や、木灰と石灰で調合した落ち着きのある黄緑色を呈する並釉と称する灰釉が、製品の主流をなしていますが、地元石見地方から産出する錆泥土や来待石を基にした鉄釉も、注文すれば施釉してくれます。 この度は従来の森山調を脱する試みをたのみました。 鉄釉を基に白土を刷毛で覆ったもの、鉄釉に並釉を掛け流して黒釉を生じさせた、鉄釉黒流しを洋茶器に用いてみました。どれも石見焼きの伝統を感じさせるものです。 (洋皿はフランスのスープ碗の形を参考にしました。)
押紋深皿 径24センチ
マグ、フリーカップ、コーヒー碗
スープ皿 径19センチ
平皿 径17センチ
いっちんティーポット
森山窯です
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