シンプルな均一性と彩りの強い藍コバルト製品が中心をなす現在の出西窯。少し前までの出雲地域らしい素朴で重厚感が表出されるような、いかにも地方民窯が懐かしく、かつてを思い起こして、独自の注文品を3月の登り窯で焼いてもらいました。 また窯主・福間I士さんの卓越したロクロさばきとハンドル付けの妙技からつくられる黄釉、ガレナ釉のバタ臭い洋食器たちと、あふれんばかりの海鼠釉(なまこぐすり)の白青色が、明るく躍動感を醸し出す湯町窯の製品類。
出雲地方と言うより中国民窯を代表する両窯の小品、数物製品がたくさん揃いました。全てオーナー久野が窯場に足を運び、つくり手たちと話し合い選んだものです。
そして出雲弁で、ちょっこししかつくれない、三刀屋の永見克久君の静かなる器も加わります。
島根県 出西窯(しゅっさいがま)
島根県 湯町窯
島根県 永見窯
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