鎌倉・もやい工藝  仕入れ日記


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2004年12月17日 大分県日田市・小鹿田焼 

日田の市街から車で約40分。石積みの田園風景をぬけて山あいの道を登ってゆくと、急に景色が開けました。小鹿田の里に到着です。

昨年の同じ時期の窯出しでは、雪が降っている中で、凍えながら作業をした覚えがありますが、今年は暖冬のせいか暖かく動きやすそうです。


窯出しされた陶器を選ぶ作業がはじまります。窯元によっても違いますが整然と並べられた中から一つ一つ手に取り、焼き上がりや形を確かめ選んでゆきます。


仕上がりは良いが割れてしまった甕

柳瀬朝夫さんの窯では焼きは良くて、色がきれいにでているのですが、さめ割れが入ってしまったものが多く、残念な思いをしました。
しかし、窯元はそれを見ても「割れとるね」の一言で大らかに笑っています。そんな時私は小鹿田の懐の深さを感じずにはいられないのです。

 
坂本茂木さんが作業をしているところ

 
お嫁さんのかよさん。小鹿田の女性は働き者です


窯出しや、次の製作の打ち合わせも終わってほっと一息。窯元の坂本茂木さんと坂本浩二さんが、小鹿田にある民宿兼、食堂兼、居酒屋の「山のそば茶屋」で窯出しのお祝いにと食事に呼んでくれました。


ここの食器はもちろんすべて小鹿田焼きを使っています。川の流れと唐臼の音を聞きながらお酒を酌み交わしつつ、小鹿田の将来の話や、焼き物のの話に花が咲きます。

  

今回は村内にご不幸があったので、柳瀬朝夫さんは上の宴にはいらっしゃいませんが、窯出しでは大変お世話になりました。皆様ありがとうございました。
これからも美しく、大らかな小鹿田焼を作りつづけて下さい。


今回の窯だしのものや、坂本茂木さんとその窯元のものは、来年2005年1月14日(金)〜1月24日(月)迄の「小鹿田初荷展」に並びます。ご期待ください。

(もやい工藝  堀澤 三香)

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