石見 江津焼・宮内窯の新作洋食器
江津の宮内窯で新しい洋皿、コーヒー碗が出来ました。 下北沢西口にある輸入雑貨の店「ペッシュ」で見つけたフランス製の大量生産品が、思わぬ見本となりました。
鋳込み型で作られた製品でしたが、さすがフランスです。手取りが滑らかで、軽く、持ち易い配慮がゆきわたっており、日本の洋食器メーカーにはない気の効いた意匠です。 器械製品の良さを生かして手仕事によって手の温もりを与え、更に成形過程で伝統の技を使って改良を試みました。 陶質が磁土に近いため強い。ロクロ技術に優れ仕事が早い。ゆえに安価で均質な器作りが可能。ということでこの仕事には石見の宮内窯が最適窯です。さっそくこの見本を持ち込み、相談し、工夫を重ねてサンプルが見事に完成されました。 見本が機械製品ゆえに規格的な均一性を求めるのはかえって無理。それを了解して注文しました。
約2ヶ月で考えていた以上に良い製品が出来、はれて「もやい」で新着品として紹介できました。 「逸品」といってもよいでしょう。とりわけ大ぶりのコーヒー碗は、ハンドルが手仕事によって取り付けられたことで、がっちりとして、より使い易くなりました。
プレートの30cm、22cm、20cmなどはフランス料理に対応できる乳白色でシンプルな仕上がりとなっています。また四隅を木爪でかたどった日本的な18cmの正四角皿も推薦できます。
|