お盆前の8月8日、小鹿田焼共同窯の窯出しがありました。今回の窯出しは五戸の窯元が、登り窯の八袋を一緒に焼くという協同組合始まって以来の珍しい出来事です。
通例ですと、坂本一雄、柳瀬朝夫、黒木富雄、柳瀬晴夫、黒木史人の五人の窯元が毎年正月に組み合わせを決めて、二戸組、三戸組の二班に分かれて、その年の窯焚き予定日が決められます。
近年の諸般の事情から今年一度だけ、五戸一斉に窯を焚くという珍しいケースでした。
もやい工藝は、坂本一雄・浩二、柳瀬朝夫・裕之、黒木富雄・昌伸、の三戸との取引があり、楽しみな窯出しでした。
梅雨時の製作と大雨に悩まされた時期だったので期待していませんでしたが、存外どの窯元も焼き上がりは良く上々です。
しかし八袋を五戸で分けますと、一雄、朝夫は各一袋の担当ですから、残念ながら入手可能な量は限られてしまいました。
大ものは今回アメリカ ボストンのギャラリーからの注文で、そちらへ廻しましたが、
小もの、いわゆる日常品は見るべきものがありましたのでご紹介します。
黒木昌伸さんの窯出し風景
共同窯
共同窯
朝夫さんの窯出しされた湯呑みなど
刷毛目 8寸鉢
飴トビカンナ 8寸鉢
浩二さんのピッチャーや昌伸さんのマグ
飯碗など
|