「ふだん使いの“薩摩の白もん”」の会

2020.3.14〜23

 鹿児島県・美山(旧苗代川)にある沈壽官窯は、江戸時代に献上ものとして薩摩藩主・島津家に用いられた「白薩摩(白もん)」を現代に引き継ぐ、薩摩焼の宗家です。絢爛かつ精緻な装飾が施された茶道具や置物など、高級陶器を製作する窯として国内外に名を馳せます。民藝とは一線を画す窯ですが、前オーナー・久野恵一は生前、十五代沈壽官氏に掛け合い、白薩摩によるふだん使いのうつわを自らプロデュースするという、奇想天外のプロジェクトを実現させようとしていました。
 それは、420年という長い歴史と共に培われてきた薩摩焼を暮しに寄り添う形で生まれ変わらせ、未来に繋げる取り組みでもありました。志半ばで久野恵一は急逝しましたが、プロジェクトは引き継がれ、この度シリーズ第一弾の器を発表するに至りました。
 柔らかな白色で優美な輝きを放つ、白もんならではの土肌は、日々の 食卓を引き立ててくれます。暮しに新しい風を呼び込んでくれるうつわです。是非ご覧ください。

もやい工藝・手仕事フォーラム 代表 久野民樹

2019 あったか展

2019年11月

・蟻川工房 ホームスパン マフラー、ストール
・佐藤多香子さん 裂き織ポット敷、センター、ポーチなど
・外村ひろさん、藤田 歩さん ノッティングの椅子敷
・石井まゆ美さん ウールマフラー
・伊賀焼(土鍋、おひつ)、瀬戸品野焼(赤楽の仕事)、瀬戸焼一里塚本業窯、
・島根 湯町窯 ・やちむん
・日本各地のカゴ クルミ、山葡萄、杞柳、などのカゴ、手提げ、小物入れ、鉈入れなど
・インドなど海外の布や小物類   他温もりの品色々

展示会は終了しております。以下は展示会期間中の店内風景です。

2019 涼夏の会

2019年7月

今年も夏を楽しむ、美しく涼しげな手仕事の品々を取り揃えてお待ちしています。涼しい風が吹き抜ける、鎌倉佐助谷へ是非お出かけください。

=出品作品=
・浜松 山内武志さん 麻型染のれん、センター、手ぬぐいなど
・新潟 佐藤多香子さん 裂き織ランナー、麻コースター
・岩手 小田中耕一さん、型染手ぬぐい、ふきん
・秋田 中川原信一さん あけび細工
・倉敷ガラス 小谷栄次さんの日常使いの器
・秋田 星耕ガラス ・沖縄ガラス ・和歌山 本宮ガラス
・福岡 太田潤ガラス工房
・有田 大日窯 ・砥部 中田窯 などの白磁染付の仕事
・益子 粕谷完二さんの白い器
・沖縄北窯 6月末窯出しの器  ・竹細工

展示会は終了しております。以下は参考画像です。