鎌倉・もやい工藝   板の間ギャラリー


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 新作土鍋と冬の小品展

12/4(土)〜12/13(月)

●伊賀丸柱土鍋 
●沖縄・恩納村窯  11月窯出しの物が到着いたしました。 
●盛岡・蟻川工房  ホームスパンマフラー、ネックウェアー

  伊賀丸柱の土鍋

もやい工藝では、味気ない輸入陶土によって作られた土鍋には納得できず、地肌が白く美しい本来の伊賀陶土を生かしたいという願いから、伊賀丸柱の窯元を訪ね歩き、ようやく、いくつかの土鍋の製作が可能となりました。

 伊賀丸柱(三重県阿山町)の各製陶所では、かつて盛んに土鍋を作ってきましたが、昭和40年頃から、一般家庭用の使用する火力のエネルギーが増大したことで直火に脆くなり、良い仕事のものは、製作不能になってしまいました。

 近年、オーストラリアで産出するペタライトという耐熱度に強い陶土が輸入され、各地の土鍋生産工場はいっせいにそれを取り入れ、再び土鍋作りが活性化し、一般家庭にも普及しはじめています。
  しかし、もやい工藝では味気のない陶土で作られた土鍋には納得できず、地肌が白く美しい伊賀陶土を生かしたいという願いから、この方面の窯元を訪ね歩き、ようやく、いくつかの窯元で本来の土鍋を製作することが可能になりました。

 丸柱伝統の青地釉(せいじゆう)(やや半透明な緑釉)を用いる窯元の土鍋。白い地肌を生かした製品づくりの窯元から行平鍋。大手流通業の土鍋工場の下請工房で作られる、低価格ながらも真面目な仕事振りの普段使いの土鍋。

 昔は忍者の郷から、健康的な暮らしに用いて嬉しくなる土鍋が数種類、もやい工藝へ初入荷します。

 蟻川工房のホームスパン

 岩手県盛岡市は、日本で最初にホームスパンが始まった地です。
 ホームスパンとは「家庭でつむいだ」という意味で、発祥の地スコットランドの羊毛生産業者の家庭で、出荷の際、不用になった残毛を、婦人が先染して紡ぎ、織ったことからこの名がつけられたとのことです。

 蟻川工房を主宰する蟻川喜久子さんは、60代になられたばかり。先年亡くなられた名織工として知られた蟻川紘尚氏の奥様で、氏の薫陶を受け工房を守って地道に織の仕事を歩んでおられます。

 仕上げを重視しながらも、女性らしい柔らかさのあるマフラー類を織っていただきました。
 刈っただけの羊毛を、いくつもの工程を通して手で紡ぎ手で織る。ホームスパンならではの軽くて温かな感触をお確かめください。

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