沖縄再生ガラス新入荷品 2006.04.17
沖縄那覇の奥原ガラスに2月中旬出向き、新作をお願いしました。 さっそく名工・桃原正男さんが試作し、それを見て少々修正していただき、予想以上に素晴らしい出来のコップ類が入荷しました。 一つは、長めの大ぶりなコップでイランのコップを参考にしました。 切立った直線立ちで、やや中心から裾にかけて広がった形が特長的で、これを生かして改良するようたのみました。再生ガラスで吹いた為やや分厚くなり、力強いしっかりとした形に変わり、いかにも沖縄らしいと言えそうなコップとなったと思います。 もう一つは、「お冷コップ」という名前にした小ぶりなコップです。 冷酒用のぐい呑より大きめのサイズといったほうが、よいかもしれません。板ガラスを再生したため、やや青みがかったクリアーなカラーは、透明な水を趣のあるウォーターへと変容させてくれるのではないでしょうか。 またもう一点は、やや上向きの鋭い先細の注ぎ口のあるミルク注です。これもイランの現代注器を参考にして、改良したものです。原型は口が先鋭的で、細身の腰に重心のある形でした。立ち上がりのすっきりとした形と特異な注ぎ口に魅力を感じたので、これを生かして改良し、つかい勝手のよいミルク注瓶となりました。ミルクのみならず、ドレッシングなど様々な用い方で、食卓に彩りを添えてくれるでしょう。
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